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パラブーツのシャンボード オールソール


どうもです。

Viragon(ヴァラゴン)と申します。
 
名古屋市東区で靴修理の店を開いております。
 
 
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Paraboot(パラブーツ)のCHAMBORD(シャンボード)ですね。

先ずははじめにお伝えします。

今回はオールソールにてソールの修理ですが、柔らかい履き心地や返りの良さを求められる方はメーカーでのオールソール(靴底交換)をおすすめいたします。

パラブーツは自社にてソールも作っており、靴修理屋さんでは当然そのソールを仕入れることは事はできません、判りませんがおそらく。

柔らかさもそうなんですがソールの作りが特殊ですのでそれを全く同じに再現するのは靴修理屋さんでは難しいかもですね。

なるべく元と同じソールのように柔らかさを再現しようとし、柔らかいソールを使用しますと場合によっては元のソールよりも減りやすくなってしまいますし、同じ素材の合成ゴムのソールを使用しますと固くなっちゃいますし…。

なんか良い材料(ソール)が開発されると良いですね!

 

という事でラバーソールにてオールソールです。

今回はお客さまからのご指定でVibram社製の#2070 通称「トレント」でのオールソール(靴底交換)です。

 

お客さまからは「オリジナルのソールが減りやすいから」という事でのご依頼でした。

自分の靴にもVibram#2070でオールソールをした靴を持っておりますが、間違いなく持ちは良いです。

Parabootも持っておりますがVibram#2070ですとただやはり歩行の際に若干の硬さを感じます。

「持ちは良いけど硬さは出ますので履き心地は変わりますよ!」とお伝えはしております。

ソールの柔らかさはもちろんですが、返りの良さはこのソールだからだと思います。

オリジナルの柔らかなラバーがソールから中物までそうなっており、なんといえばよいのでしょうか?中物部分が凹凸?ナミナミ?すみません…、日本人ですが日本語が上手くないので(国語が苦手でした)適切な言い方ができませんが、それが返りの良さも生み出してるのでしょうね。

以前Parabootのオールソールをどちらかでオールソールをされたとあるお客さま方たちからも「オールソールしたら履き心地が硬くなった」や「返りが悪くなった」や「履いていたらサイズ感が変わった」と聞いたりします。(もちろん当店でもオールソールしても多少の履き心地は変わります)

ソールを変えれば硬くなっちゃう可能性がございますし、中物にコルクを敷き詰めますとコルクでも硬く感じ返りが悪くなる可能性もありますし履いているとコルクが潰れてサイズ感が変わる可能性があると思います。

基本的にはParabootに関しては中物はコルクを使用せず柔らかさ反り返り重視の中物を使用してオールソールいたします。

柔らかく潰れにくい材料を仕入れてやっておりましたがどの材料がどうも廃盤」になってしまいました。

数足分はストックいたしましたのでパラバーツのオールソールをご検討されている方はお早めに!

Vibram#2070はパターン的にオリジナルのソールと雰囲気も近いです。

ミッドソールを追加した分若干ボリュームは出ます。

ミッドソールを入れそれに対して出し縫いをしてアウトソールは接着ですので、ソールが減りましたらアウトソールを外し再度アウトソールを交換となるのでウェルトにも負荷がかかりません。

ミッドソールはラバー製ではなくなるべく反り返りが良いようにレザーのミッドソールを装着しております。

アウトソールに関しましては柔らかめでサイドから見ても雰囲気が似ているソールもご用意できますのでご依頼時にお申し出ください。

コバの仕上げは元と雰囲気を合わせて粗目の仕上げです。

こんな感じです!
以上です!

 

 

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おわり

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