どうもです。
今回は、J.M. WESTON が展開するリユースプログラム 「WESTON VINTAGE」 によって復活した 180(シグニチャーローファー)です。

「WESTON VINTAGE」とは?
単なる中古靴ではなく、ブランドが選定・整備して再び市場に出す、価値あるラインです。
「WESTON VINTAGE」 は、J.M. WESTON がサステナビリティ・資源循環を意識して始めたプログラム。使われなくなった靴に“第二の人生”を与えることで、ブランドの持続性を高める取り組みで作られた1足です。
ほんの少し詳しく言いますと、
J.M.WESTONで靴を下取りして、約150の工程を経て修復されて再販された靴です。
ただの中古再販ではなく、シューメイカー自身が責任をもって靴を蘇らせる取り組みです。
それが「WESTON VINTAGE」です。
「長く履ける良い靴は修理して蘇らせて履く…」
ものすごくよい取り組みだと思います。
靴修理屋がこんなことをいうのも変ですが、
自分が小さいころに兄のおさがりの洋服をよく着ておりました。
中古になりますので擦れて破れなどがあり、母親が継ぎはぎをしてそれを身に着けておりました。
子供ながらに新品ではないもの、しかも継ぎはぎされたものを身に着けることがものすごい嫌でした。
周りの人とは少し違うものが恥ずかしく思っておりました。
しかしながら直せば身に付けられるんですよね。
今もし過去の自分に言うのであれば、「見た目いいじゃん、直せばまだ身に着けられるんだよ!」て
な~んて思い返しますね、過去を。
話はそれましたが、
しっかり修復された靴でも履いていればやはり修理が必要になってきます。
ということで今回はカウンターライニング(腰裏)です。
先ずはビフォア(靴修理前)です。


左はカウンターライニング(腰裏)が擦れて破れています。
右もやばい感じにはなっております。
かかと部分には芯材が入っております。
本革、擬革(革の粉上のモノを固めたもの等)、樹脂等がございます。
カウンターライニングが破れてしまいますと芯材が擦れて良くないです。
芯材はカカトをホールドさせるには大切なパーツですのでそれを保護するためにも修理が必要です。
修理の方法としましては革をあてて修理するカウンターライニング補修がございます。
ということでアフター(靴修理後)です。

J.M.WESTONの180シグニチャーローファー、
カウンターライニング補修は意外と大変なんです。
通常ですと破れたカウンターライニングに革をあてて履き口上部を縫い付けて修理を行います。
が、
J.M.WESTONの180シグニチャーローファーは外からの見た目は履き口にステッチがありません。
ですので修理の方法としては2種類ご提案いたします。
外からの見た目に新たなステッチがでる方法と、出ない方法。
今回は外からはステッチが出ない方法で修理を行いました。

内側は新たなステッチが出ますが外からは元と同じ。
修理途中の画像を一部意味せしますとこんな感じでしょうか。

先ずは元穴をたどりながら手縫いです。
結構大変なんです。

「WESTON VINTAGE」の1足を更に修理して履く…。
それでも履けるんですよね、直せば。
ほんと、こういう文化がもっともっと広まれば良いなぁと思います。
「だって履けるんだもの!」
と、過去の自分にも言いたいです。

こんな感じです!
以上です!
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おわり
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